だるちゃんは語りたい

  はじめまして。だるです。ゲーセンでは主にオンゲキで遊んでいます。

  さて、3つぐらい前の記事でえんえきぃさんが宣伝してくれているように、立エボでは2人の部員がオススメの楽曲を紹介していくR2という記事をwikiの方に毎月投稿しています(リンクはこちら!!!⇒https://w.atwiki.jp/ritsevo/sp/pages/72.html)。私は今月(2022年11月)分に寄稿させてもらったのですが、喋り足りない!!!!R2の字数少なすぎ!!!!!もっと語らせろ!!!!!!!うおおおおおおお!!!!と思っていたところ、次期会長某一般通過部員さんに「立エボブログの方ほぼ私の日記になっちゃってるからそこに書け!!!!」とのアドバイスをもらったので、こちらの方につらつらと掃き溜めていきたいと思います。

  そんな感じなので、こっちはただただお喋り大好きなうるさいオタクの私が気持ちよくなるためだけの、雑談脱線マシマシのゆるふわ一人語り文章となっています。楽曲をオススメするという観点ではR2の方がまとまりが良くて読みやすいものになっていると思うので、おめ~の話なぞど~でもええわ!という方はR2の方だけお読みください。また、この記事はR2の記事を読んだ前提のものとなっているので、まだ読んでいない方はまずはR2の方をお読みいただけると幸いです。拡張版あとがきみたいなものですね。

 

 

 

 

  さて、前置きはこのくらいにして本題に行きたいと思います。私が今回紹介したのは(以下敬称略)、

①licca(by Qrispy Joybox) from REFLEC BEAT

ドーパミン(by U1 overground) from jubeat

③New Gravity(by Starving Trancer) from Dance Dance Revolution

④アヴァロンの丘(by 猫叉Master) from REFLEC BEAT

⑤リメンバーリメンバー(rino & m@sumi from plastic penguin) from pop'n music

の5曲でした。

 

0.選曲理由

  まずこれらの曲の選曲理由について。これらの曲、私が一番最初に知った音ゲーの曲なんです。といっても当時は音ゲーの曲として知ったわけではなく、とある人がゲーム実況のBGMとして使っており、へーいい曲だ、ぐらいのノリで聞いていただけでした。これがおよそ7,8年前の話なので、当時は筐体に実装されたての曲たちだったと思われます。最初に書いた通り私はどちらかというとSEGA音ゲーをよくやる人間で、あまりKONAMIのゲームはやらないのですが、それでも尚普段は触らないし譜面もロクに知らないこれらの曲を選んだのは、ひとえに曲に対する思い入れが強いからです。もちろんオンゲキにも大好きな曲もいっぱいありますが、僕はオンゲキ初めてからまだ半年ぐらいしか経ってないので、そりゃ思い入れで言えば年期に勝るものはありません。

  ちなみに、(このようなコンセプトでR2の選曲をすることは今後無いと思うので言いますが)これら以外の候補としては、

・Proof of the existence(by 猫叉Master+) from beatmania IIDX

LUV TO ME *disco mix*(by tiger YAMATO) from beatmania IIDX

がありました。前者はドーパミンとどちらを採用するか迷いましたが、ドーパミンのサビの盛り上がりとメロディーが大好きなので、曲数の兼ね合いで今回は不採用という結果に……LUV TO MEは歌詞が何言ってるか分からなかったので採用見送りました(?)

 

 

1.licca

  0:10の弦楽器みたいなやつが好きなんですよね

  R2の方にも書きましたが、0:59あたりの低音抜けあたりから、メロディーは冒頭に出てきたサビのそれを踏襲しつつ、冒頭のところよりドラムの音が増えていて確実にテンションを上げさせに来ています。冒頭からラストまで同じメロディーを擦り続けている曲なので、聞いていても曲進行に意外性はあまりありませんが、だからこそスッと聞けるのかなと思っています。個人的には、曲の終わりはスーッとフェードアウトしていくような感じのがすきなので、そういうところでliccaみたいに急に終わる曲とは相容れない思想を持ってはいるのですが、メインのメロディーは王道を征くピアノ系の音が強調されていて綺麗で好きなので、トップバッターにしました。

 

 

2.ドーパミン

  今回選んだ5曲の中で、この曲だけ少し毛色の違う曲なので、少し浮いているかもしれません。

  歌詞がついている曲はその歌詞の内容込みで曲の良し悪しを判断するタイプの人間なので、何言ってるかよくわからない歌詞がついている曲は「う~ん」という感じの印象になりがちなのですが、ドーパミンみたいな「明らかに」編曲者さんがボーカルに手を加えている曲については、歌詞ではなく楽器が出す音だと思って聞けるので、ドーパミンは実質inst曲です。異論は認めない。

  R2にも書いた通り、この曲にはすごく電気的な近未来感を感じるんですよね、、なんでなんでしょう。音ゲーに限った話ではありませんが、自分の気持ちや感情をうまく言語化できないのはもどかしいものですね。「こういうのが好き!」というのがハッキリと言語化できればどれほど楽か……いわゆる「語彙力の欠如」に近い話ですが、厳密にはそれ以前の問題なんですよね。「好きの理由をうまく言葉にできない」ではなく「何故好きなのかがわからない」なので。楽器とかコード進行についても少しずつ学を深めていきたいところですね。有識者ニキネキもしいらっしゃったら御教授いただけると泣いて喜びます。

 

 

3.New Gravity

  DDRやったことないんですけどすごく難しそうですよね、十字キー入力なのにノーツが横一列で降ってくるのがもう……え?体力的に無理?……ハハ(乾いた笑い)

  R2の繰り返しになりますが、この曲全体的に好きなのはもちろん、最後の引きが大好きなんですよね。ピアノ(多分)ソロで終わるからすごくスッキリと纏まっているように感じるんだと思います。

  余談ですが、R2の原稿はNew Gravityから書き始めたのですが、その時に「なんかパンチの効いた一言でまとめてあった方が読んでる人の印象に残るかな~」と思い、比喩的な表現したらインパクトあるんじゃね!?ってことで最後の一文が書かれました。New Gravityにだけこんな一文が突っ込んであると浮いちゃうかなーとの配慮でその後全ての曲に「そういう文言」を入れましたが、少しでも読者の皆様の印象に残っていたら、してやったりという感じですね(とはいえ私の中の料理の種類を表す語彙がそこまで豊富ではなかったため、他の曲は擬人化方面で攻めることになり、結局これだけ浮いてしまいましたが……)

 

 

4.アヴァロンの丘

  New Gravityに続いて綺麗めの曲。R2の方には木管楽器がーとか色々描きましたが、結局のところオーケストラに出てくるような楽器がメインを張ってて、かつそんなに音の数が多くない曲が「綺麗めの曲」なんだと思います。この曲もドーパミンみたいにいきなりスンッ…と終わる曲ですが、この曲の終わりはそこまで気にならないんですよね。この差ってなんですか?その謎を解明するため我々調査隊はアマゾンの奥地へと……

  フルートみたいな音すると一気にケルトな感じが出ますよね。普段勉強のお供に適当にケルト風音楽を流したりする程度にはケルト音楽を聞くのですが、この曲にもどこか通ずるものを感じます。そういう意味ではあまり音ゲーらしい曲ではないかもしれませんね。ケルト音楽と言えば!な楽器であるハープやバグパイプは使われていませんが、なんでなんでしょうね、、、もっとガッツリケルトに染めても面白そうだなって感じがします。誰かケルトアレンジ(?)作って♡

  ちなみにジャケットはこんな感じ↓で林檎がおいしそうですね(Avalonの由来はケルト語で林檎を意味するabalであるとする説もあるらしい)。アヴァロン島には妖精王オベロンが住んでいるそうですが、ジャケに写っているのは女性っぽいのでティターニアでしょうか。コンセプトの透けて見えるジャケは眺めていても楽しいですね。

  アーサー王伝説に登場するアヴァロン島はブリテン島(グレートブリテン島)にあるとするのが一般説ですが、先のケルト音楽の話と併せて考えると、中世ヨーロッパどころではなく、中世イギリスを意識して作られたのかもしれません。ヨーロッパ行きたくなってきちゃった。

 

 

5.リメンバーリメンバー

  唯一のボーカル曲。個人的な意見ですが、音ゲーに限らずゲームの曲ってinst曲のイメージが強くて、バックコーラスではない歌詞が付くとそれだけで「音ゲーの曲」感が一気に薄れて、曲というよりは歌という印象になります。あまり優劣をつけるような話でもありませんが、私はリメンバーリメンバーが今回挙げた曲の中では断トツで好きです。

  BPM高めでテンションアゲアゲな曲ももちろん大好きなのですが、私は一人で音楽聞いてるのが気持ち的には落ち着いてるトキの方が多いので、リメンバーリメンバーみたいな落ち着いた曲の方が好きになりやすいです。偏見かもしれませんが、3拍子の歌って落ち着いた歌が多いイメージです。そもそも「3拍子の歌」が母数として少なすぎるのでなんとも言えない部分ではあるかもしれませんが、『千と千尋』の主題歌である、木村弓氏歌唱の「いつも何度でも」や、『まいてつ』のオープニングである、中恵光城氏歌唱の「レイル・ロマネスク」などはとても好きでよく聞いています。特にレイル・ロマネスクは歌詞がゲームの内容ともマッチしていていい歌なので、落ち着いた曲調の歌好き!って人は是非聞いてほしいです。

  閑話休題。この曲はイントロがあるのがまずいいですよね。最近の曲はイントロが無く、最初っから歌詞が入ってく曲が多い(これ単なる私の偏見ではなく、「曲が始まってから最初の歌詞が発せられるまでの時間」の平均が本当に極端に短くなっているらしい)(参考:https://iwparchives.jp/files/pdf/iwp2020/iwp2020-ch01-01-p030.pdf、P.31右段1行目)んですが、僕はある程度イントロが用意されている曲の方が好きなので、イントロは好印象なんですね。イントロ大事。

  また、歌がメインで伴奏の主張が激しくないのもいいと思います。歌手の方って(当たり前ですが)皆さん歌がお上手なので、歌単体で聞いてもすごく気持ちよくて、(これの極致はアカペラになるわけですが)有名な讃美歌の「Amazing Grace」や、Duca氏歌唱の「たいせつなきみのために、ぼくにできるいちばんのこと」も歌が際立っている曲です。

  R2に書いた通り、愛しい人がもうそこには居ないという悲しさは恋愛に限った話ではありません。恋愛であれば、また別の人と恋愛をすれば失恋の悲しみなんて無かったことにもできるかもしれませんが、人を失った悲しみは、時間が薄めてくれるのを待つしかできない場合も多いです。同じ事象に相対しても感じ方には個人差があると思うので一概には言えませんが、私はおしゃべりな人間であまり人の話を聞くタイプではないので、何も言わずにただ寄り添いを施行してくれる人間の存在がとてもありがたいです。楽曲は人ではないですが、寄り添いという点では大きくは変わりません。気持ちが沈んでいるときに聞けば、すごくありがたみがわかると思います。もうそこにはいないのに何もかもを鮮烈に思い出せるというのは、とても幸せで、とても惨酷。

 

 

おわりに

  書きたいことを一通り書きましたが、どうやらここまでで4700字強書いているようです。長すぎ。誰がこんなん読むねん。

  とはいえ、私としては好きなものを好きなだけ語れて満足です。長い文章を書くのは久しぶりでしたが、やはり楽しいものですね。立エボに入るまで音ゲーをやる人が身近にいなかったのもあり、「こういう曲が好きで~」とこれらの曲の名前を出したのも今回が初めてだったので、尚更ですね。

  最後になりますが、タイトルをもじらせて頂いたペトス様の「亜人ちゃんは語りたい」が来年(2023年)2月末で最終巻を迎えます。面白い作品なので、書店等で見かけた際は是非一度お手に取ってみてくださいな。

 

  それではここまでお付き合いくださった方はありがとうございました。

  ではでは。